■階段用担架「いすたんか」
〈災害と障がい者・高齢者〉
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、宮城県沿岸13自治体における障害者手帳所持者の死亡率はそれ以外の住民の2.5倍に至りました。
自治体の中には障害者手帳所持者の15%が命を落とされたところもあります。
さらにご高齢の方や、傷病者も含め、地震・水害・火山噴火など自然災害の際には、避難の困難さから、自力での歩行が困難な方々の人的被害が大きくなってしまう傾向は顕著です。
また、火災や交通事故の際の救出、停電時に被る不便などを想定しても日頃からの対策は必須です。
〈開発〉
いすたんかはそのような、高齢の方、障がいを持つ方など、災害時要援護者(避難行動要支援者)のために考案した今までにない移動補助用具です。(実用新案登録 第3218456号)
車イスや寝台式担架では難しい、階段での避難・移動が安全・スムーズに行える担架を目指しました。
東日本大震災の直後から開発にとりかかり、2012年6月に商品化、販売を開始しました。
販売以来、多くの施設、企業、町内会やマンション管理組合、個人宅などで、それぞれの防災計画に沿ってご配備いただいております。
全ての方が、災害に対して憂いなく安心して生活していただけるよう、ぜひともいすたんかのご配備をご検討ください。
〈介護にも〉
また、いすたんかは日常の介護の場面でもお使いいただけます。
室内の移動、外出時、乗り物への移乗など日々の生活の中でご活用ください。介護する方の負担を軽減し、歩行が困難な方の移動・外出の機会を保障、社会参加を促します。
バリアフリー対策のひとつとしてご検討ください。
しえん計画 代表 金子武史
■「いすたんか」とは
商品ラインナップ
■仕様
改良のため、仕様及び外観は予告なく変更する場合があることをご了承ください。
品番 | IC-311C | IT-100D |
サイズ | 奥行き:約104cm 幅:約54cm 高さ:約59cm | |
シート | 綿帆布(簡易防水加工) | 防炎ターポリン |
フレーム・金属金具類 | スチール(メッキ加工) | |
シートベルト・結束バンド | ポリプロピレン | |
バックル等プラスチック金具 | ポリアセタール | |
グリップ | ポリ塩化ビニル | |
補助グリップ | ニトリルゴム | |
シートベルトの方式 | 3点固定式 | 4点固定式 |
安全バンド・ひざ裏クッション | 非装備(追加装備可) | 標準装備 |
重量 | 約3,330g | 約3,850g |
耐荷重 | 120kg * | |
耐用年数 | 15年* (週1回20mの移動に使用した場合) |